【厚生労働省資料】美容室経営上の問題点の65.7%は「客数の減少」その対策はどうする?

【厚生労働省資料】美容室経営上の問題点の65.7%は「客数の減少」その対策はどうする?

 

今日のお話は、美容室経営の問題点である「客数の減少」についての対策を書いてみたいと思います。

 

経営者の想いを仕組み化するプロデューサー、マーケティングコンサルタントのウスイッチです。

 

自身の体験と現場での経験を元に「どうしたら売る力が身につくことができるのか?」を追求&研究を重ねた結果、このアナデジマーケティングプログラムが生まれました。

 

1年間の研修受講人数 延べ 1,877名
研修回数 193回/年
の経験を通じて 、お客さんの解決したい悩みを自分の悩みとしてとらえ、日々その悩みが解決できる手法を開発し、お客さんにとって役立つかな〜と思って記事を書いています。
 
 
ぼくの使命(ミッション)は、
「 マーケティングを通じて
  ”売る力(人財)”を身につけた
 人財をたくさん輩出し、
 働く幸せを実感いただき
 世の中を笑顔でつなぐ!」
ことです。
 
 

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美容室経営上の問題点の65.7%は「客数の減少」

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美容室経営上の問題点の65.7%は「客数の減少」という事実を見て思ったこと

これは平成26年(2014年)の厚生労働省の資料に書かれていました。

 

美容室経営上の問題点の65.7%が「客数の減少」でダントツの1位でした。

 

ちなみに2位は、客単価の減少で28.7%なので1位の「客数の減少」はダントツというのは一目瞭然ですね。

 

あくまでぼくの主観ですが、この問題は準備不足から起こったことだと感じました。

 

今日はその「客数の減少」65.7%のお店の原因を、経営部分ではなくマーケティング部分からの視点で、ぼくなりの解釈で書いてみたいと思います。

 

 

[美容室経営上の問題点1]
出店すればお客様が来る
という今までの常識が崩れた

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まずは市場の状況から見たいと思います。

 

全国に美容室は約24万件あります。

その65.7%、約157,680件が客数の減少を経営上の問題点としている事になる。

 

 

ちなみに日本全国の信号機の総数を調べてみると、2012年度末現在で204,713基。

うぉ〜信号機より確実に多いですね。

 

オーバーストアとよく言わる業界ですね。

 

資料からグラフを作ってみました。
(673施設対象)


これを見ても殆どが個人経営。

うち調布エリアでも個人経営サロンがとても多いです。

その個人経営サロンですが

激減しています。。。

10年前ぐらいは出店すればお客様が来てました。

ホントに笑いがでるぐらい。

決まってグランドオープンチラシ。

でも撒けば撒いただけ来ていた。

 

 

でも、今はどうでしょう???

 

 

今までの常識が崩れてきてませんか?

 

 

スマフォとSNSの登場で。

 

 

これからはお店を出したから来る時代は終わり、出す前からの事前準備が本当に大事だなと感じます。

 

 

[美容室経営上の問題点2]
”ただ”やっていた販促物

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これ先ほど言ったチラシですね。

 

当時ぼくもなんの迷いもなく、Grand Open x / xx !というチラシばかり作っていた。

やれ「インパクトだ!」

やれ「人気モデル載せろ!」

 

 

、、、、モデルがいてオープンをデカデカと載せ、メニューは全てのせて、、、、典型的なThat’s チラシってやつ。

今、考えるとなんと”ただただ”やっていたのだと恥ずかしく思います。

でもね、当時はこれで新規がバンバンきてたから気づかなかったんだよね。

 

 

このチラシの効果の良き思い出から抜け出せないお店は、今でもチラシを撒けばなんとかなると思っているかもしれません。

もちろん、チラシの中身をしっかり見直していればそれなりの効果はありますよ。チラシを否定しているのではなく、その中身に問題があるってことですね。

 

 

[美容室経営上の問題点3]
マーケティング力不足

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三番目はマーケティング力不足。

フィードバック、つまりPDCAサイクルが取れていないところが多いんじゃないでしょうか。

人口推移だけ見てもこうなることはある程度予測できたのではないかと思います。

 

経営者の年齢40歳以上が全体の8割を超えています。

特に多いのが50〜69歳。ここだけで48%います。

A.I.やスマフォは予想できなかったとしても、この日本の人口推移をマーケティングしていれば「客数減少」の少しは予防線は張れたのではないかと思います。

 

「企業は順境な時に衰退し、逆境の時に成長する」

 

とは、もっともですね。

 

今まで以上に分析をしていかなければ、今後衰退してしまうと思います。衰退の一番は「ホットペッパー税」を払い続けてるお店です。

 

ホットペッパー集客の分析をしている人は多いが、ホットペッパー税をどうしたら払わないようにして集客モデルを変える分析をしている人はめちゃくちゃ少ない

 

これが次のステップで確実に大きな差を生むモノになると思います。

 

美容室経営 今後の経営方針を見ると


上記の問題点から資料を見てみると、美容室経営の今後の経営方針という項目がありました。

 

その方針には、こう書かれていました。
[su_quote]全体の44.6%が「接客サービスの充実」、

続いて「広告・宣伝等の強化」で22.6%、

「施設・設備の改装(10.4%)」、

「価格の見直し(10.3%)」と続いている。
[/su_quote]

びっくりしたのが11.3%が「廃業」、そういう選択を取らざる得ない状況なのかと思うと心が痛みます。。。

 

 

これ見て矛盾を感じたのはぼくだけでしょうか???

 

 

経営上の問題点の65.7%が「客数の減少」でした。

で、なぜ経営方針で
「接客サービスの充実」
「広告・宣伝等の強化」
「施設・設備の改装(10.4%)」
なんでしょうか???

 

 

接客サービスの充実???

施設・設備の改装???

もちろん、顧客が来店したら必要なモノだけど、” 今 ” 必要なのは、” 今 ” 優先順位が高いモノってなんでしょうか???

 

お客様が来なきゃサービスもへったくれもないですよね。

 

 

美容室経営今後の解決策は?

ぼくが毎回お伝えしている「バケツ理論」というもの。

 

バケツ理論を知らない人は、これ必ず読んで欲しいな。
【 なぜ美容室のリピート率・再来率が低くなるのか?を3つのポイントにまとめてみた。

自力集客と他力集客、失客に於ける客数のバランス、それに伴う対応策がこの図ひとつにすべて集約しているという優れ物!

 


自分で言うか?普通

誰も言わないので自分で言うしかない。笑

 

 

経営上の問題点の65.7%が「客数の減少」となんども書いていますが、この減少止めるためには2つしか方法がありません。

① 自力集客力を鍛える

多額な資金をつぎ込み、自分がコントロールできない領域であるポータルサイト等の活用をする。

集客サイトなので集客をしてくれます。

が、資金が底をついたらTHE END。。。

 

且つ、その状況によって集客数が大きく変わる。

現に一昨年と去年の集客数が150あたりから一気に100を切ることが増えてきている。

自分でコントロールできない領域だと事前に分かっていたら、自力集客力を身につけることを優先するはず。

 

自力集客はドカ〜ンと集客はしませんが、ジワジワボディーブローのように効果がでてきます。

こちらは資金は不要。

コツが掴めればある程度コンスタントに集客が見込まれるし、既存のお客様との強い絆を結ぶことにも役に立つ。

 

 

② 失客を防止する設計を組み立てる

これは基本大前提なんですけどね、なぜか後回しにされている。。。ここは経営者の考えによってかなり違いますね。ですが、長期的な売上を上げ続けるには絶対に必要なことだと思います。なぜなら、顧客のLTVを高めるにはここを設計しない限りぜ〜〜〜〜ったい無理だからです。

 

ですから、経営上の問題点の65.7%が「客数の減少」の解決策をまとめると

  1. 自力集客力(一生使える技術)を鍛えること
  2. バケツの漏れ(失客)を塞ぐこと
  3. そして、お客様との関係性を築くこと

これをするべき最優先することで、先の展開が見通せると現場をみて実践して思います。

 

お店、自分自身の足元を見直す

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今、バケツの穴(失客数)はどのくらい空いていますか?

もしこの質問に答えられないお店は、危機感を持った方がいいと推測できます。

 

新規、新規、新規の前にやるべきことがある。

 

特に新規が取れなくなってきている今の時代背景を考えてそう思う。

 

自分の足元に大きな穴が空いてるとするならば、新規を入れても意味がありません。

 

売上をあげるのは「蓄積する力(失客率低下」

 

これは経営者、幹部なら誰しもが知ってて当たり前のことですね。

それは

 

「 顧客の想像と保持 」と「 売上の公式の理解 」

 

これができていないということは、現状を見直す必要性があります。

 

 

どのくらいの穴が空いていて、1年でどうやって埋めていき、1年でどれくらい埋められる可能性があるのか?

これを逆算で考え実行する。

ここの差が2025年に生き残れるお店かどうかの分かれ道だと思います。

 

マーケティング力を高めるための仕組み作りをする

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主に、先ほどのバケツ理論でいう右の蛇口「自力集客(一生使える技術)」の部分と、バケツの穴の部分になります。

ここは一生使える技術の体得です。

 

 

見込客開拓には3つに分類されます。

  • 自分でやる
  • モノを使う
  • 他人の協力を得る

この3つのうち2番目の「モノを使う」ことばかりに依存するケースが多いですね。モノ=ホットペッパーですね。

 

 

「モノを使う」これには、思考の停止、全く身につかない技術があります。

逆に「自分でやる」と「他人の協力を得る」は、常に考えることが必要であり、これらの行動で結果が出た時の達成感は半端ない。

 

 

そして、一番の財産は「一生使える技術」だということ。

一度体得したら一生忘れないもの。

身につくまでの目標設定がとっても大事ですね。

じゃないと結果がでないとイライラするでしょ。

 

若手育成に力を注ぐ

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これは2025年以降もお店を継続して経営するために既に動かれてますよね^^

離職が激しい業界です。だからこそ、仕組み作りをいち早く取りかかった方が特作だと思っています。

 

早いところでは(僕の関わりのある範囲)2020年に向けて自身のお給料を守る、又は増やすために今から逆算をしています。

 

僕も一緒に参加させていただくことで、マーケティング視点でこれからの市場に対してどう関わり、”他店との差を今から作るか?”を模索しています。

お客様から選ばれる存在になるには?

お客様から支持される存在になるには?

これって仕事のやりがいですよね。

 

 

今の若い子たちは、達成感を求めてるのが多いような気がします。

課題を与えるとその課題にガムシャラに取り組む。

先日も書きましたが、単月ですがアシスタントさんが次回予約100%という結果を叩き出しました。

これだけでも十分、他店との差を今から作ってると思いませんか?

 

 

これだけを聞くと「うげ〜〜〜、、、、大変そうだな〜〜。。。」と思うかもしれませんよね。

 

 

でも、安心してください。

 

時間はかかりますが、求めていれば必ずできるようになります。

 

 

あとは、いつから始めるか?

です。

 

行動からしか結果はでないと理解している人から成果が見えてきますね。

 

ひとつでも何か得るものがあれば嬉しいです^^

 

 

【 無料eBookプレゼント!!! 】
この機会にぜひ登録して無料プレゼントをもらってください。
そして、これをプリントアウトして社員さんたちと内容について話し合いをして欲しいです。
・今後自店をどういう方向に進めていくのか?
・目的からの逆算で今から”やるべきこと”、”やらなければならないこと” とは何かを見つけて欲しい
・そこからの毎月、毎日の実行プランを立ててみて欲しい


ウスイッチ

んじゃ!

 

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1)結構やってる人が多いので、これは注意してね!
2)なんでもかんでも費用対効果って言ってる人、大丈夫ですか?
3)デビューした美容師さんは、その後、どうやってお客さんを増やしていくのか?
4)美容院のブログに載るお客さんってどんなお客さんなの?
5)今なら^^初めてご来店されるお客様に限り。。。
6)美容室数と人口の推移を比較したことありますか?
7)あなたはホットペッパービューティーより忘れられない努力をしていますか?
8)なぜあなたの売上が上がらないのか?あなたがお客様から支持されない理由。
9)ブログ等を発信しているのに反応や結果がでない人へ
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