12月と1月の指名客数がほぼ同じだった。どういう意味だと思う?
経営者の想いを仕組み化/言語化するプロデューサー、マーケティングコンサルタントのウスイッチです。
自身の体験と現場での経験を元に「どうしたら売る力が身につくことができるのか?」を追求&研究を重ね、このアナデジマーケティングというプログラムを開発しました。
「 マーケティングを通して
”売る力”を身につけた
人財を1万人輩出すること!
働く幸せを実感いただき
世の中を笑顔でつなぐこと!」
です。
12月と1月の指名客数がほぼ同じだった。これが示す意味とは?
これ、年明けに研修をしたスタッフさんからのフィードバックでした。
どうでしょうか?これを聞いてあなたは何を思うでしょうか。何も思わないですか?どうでしょうか?
僕?
これ聞いて「やったー!!!」と思いました。
なぜ?
それは、とーーーっても簡単です。
ビジネスの基本構造である「顧客の創造と保持」があります。
その「保持」部分が強化されたということが分かったからです。
どこの業界も同じかもしれませんが、顧客の創造を追い求める経営者は多い。
もちろん、お客さんが来なければ話にならないので、とても重要な要素です。
今、言っているケースはある程度集客はできているお店の場合です。
ぼくのアナデジマーケティングで定義していることがあって、それは何かというと
◎ 創造(集客)はお金がかかる(費用的投資)
◎ 保持(リピート)は手間がかかる(時間的投資)
と定義しています。
これを定義することで日々の行動が明確になりこのような結果が出るわけです。
その定義をもう少し細かく見ていきたいと思います。
顧客の創造と保持の保持の部分の仕組みができてから
みなさんは、いかがでしょうか?2018年の12月と2019年の1月の指名客数は同じぐらいでしたでしょうか?
それとも、12月と1月または2月の差、激しかったでしょうか。
前者の1年間の動きと後者の1年間の動きの違いは、ぼくには明確に分かります。
多くの経営者が「新規!」「し・ん・き!!!」というのは仕方がないと思います。
売上が上がらなければ社員を守ること愚か経営も苦しくなりますから、当然のことだと思います。
ですが、社員までその音頭を取るとこれから先は売上の維持が難しくなってくるのでは?と思います。
なぜなら、売上を積み上げていくのは、顧客の創造ではなく顧客の保持です。
保持なしに売上が積み上がることはありません。
「んなこと分かってるよ!」と言われる経営者は多いと思います。
では、具体的にどのような行動をしていますでしょうか?
あれもやった方がいい、これもやった方がいい、でも、現状は何もしてない。。。ということありませんか?
去年の記事です。バケツ理論について書いたものです。この図が一番分かりやすいと思います^^
「 【厚生労働省資料】美容室経営上の問題点の65.7%は「客数の減少」。その対策はどうする? 」
どうでしたでしょうか?
いくら蛇口を捻って水を出しても水量には限界があり、水は溜まりません。
ですが、穴を塞げば水量は少なくても溜まりす。ある社員の中にある精神的なものが、この顧客の保持に向き合えない原因となっています。
ホットペッパーの資料でも書かれている通り、次回予約率の平均は8.7%です。
「 なぜ美容室のリピート率は低くなっていっているのか?その原因構造はとてもシンプルだった 」
たったの8.7%ですよ。
ぼくはこれから先の状況を危惧しました。色々な業種を見ていますが、「 顧客の保持なしに企業の成功はあり得ない 」と思っているからです。
ぼくは次回予約率を「 お客様との信頼度 」と言っています。
その数が高ければ信頼も高く、あなたという価値を認めてくれている数値として会社としても評価に値します。
ですから、顧客の保持の仕組みができるということは、1年先の売上はもうすでに見えてることになります。
こうなると毎年売上を更新していきます。そして、物心ともに豊かなより良い人生を過ごすことができ、もっとやろう!もっとやろう!と前向きな考えになっていきます。これがぼくが求めているアナデジマーケティング研修が年間で行なっている理由です。
ここまで成長していただくためには単発では到底無理です。ぼくのスキルはそこまでない(汗)
お客様の美容の価値を高めライフスタイルの優先順位の上位に意図的に置いていただくことを狙っているから
2020年のオリンピック後の日本を想像している人は、どのくらいいるでしょうか?
過去5回の夏季オリンピックを見ても2020年の東京オリンピック後の市場がどうなるのか?
容易に予想がつきます。
開催前から開催後の成長率を示すグラフを見ても開催前が以上に成長し、開催後すぐに落ち込んでいます。
この流れを自分たちのライフスタイルに置き換えて考えてみると、どうでしょうか?
テレビやネットニュース、SNSで飛び交うでしょう「不況」という言葉。
そして、日本の国民は周りからシャワーのようにこの「不況」という言葉を浴びせられ、自らが不況ではないのに「世の中不況だね〜」とある種マインドコントロールを受けたようになる。そして、周りに共感を求めます「今は不況よね〜」「そうよね〜」っと言った具合に。
そういう人が約8割になるのでは?と予想しています。そうすると、消費が落ち込みます。
つまり、財布の紐が カ タ ク なる。カタクなるとどういうことが起きるかというと、支出に対して優先順位をつけるようになります。本当に必要なものからお金を使っていく。
ですから、ぼくのお客さんにはこの先々の状況をお伝えし、2020年になった時に焦らないよう事前対応をさせていただいています。(多くの人が事後対応ですのでね、チャンスです)
その事前対応とは何か?気になりますか?
それは「お客様が持つ美容に対する優先順位をあげる」ということです。
これは介護業界を見て感じたことです。そして、あるトレーニングをしていただいて分かったことです。
飲み会より美容室の優先順位が低いという驚愕の事実。お金を使う優先順位がより強くなるということは、お金を使わない優先順位というのもあります。そこに美容が入るかどうかはぼくは運命線だと思っています。
そして、これはなかなか1年レベルでは変わっていきません。
ですから、今から行っているわけです。人は習慣行為を変えられるのを嫌がります。
そのお客様の習慣行為を変えるためにはどうしたらいいでしょうか?
考えた結果、優先順位を高めることができました^^
もちろん、企業秘密です。ぜひ考えてみてくださいね。
本来の美容の本質を取り戻すため
皆さんの行っている仕事のそもそもの本質ってなんでしょうか?
美容師さんの場合は「お客様をキレイにすること」だと思います。
日々他人と比較したり、誰かに怒りを覚えたり、妬んだり、葛藤したり、頑張ろう!と思ったり、辞めようかな、、、と思ったり、色々な想いがあります。
ぼくが社員さんを教育させていただく時、一番ここを重点において行っています。
『 その本質からズレた行動、言動、対応をしていないか? 』
ここに立ち戻れれば、間違った行動にはなりません。立ち戻るために必要なことはたったの2つです。
① 思考
② 行為
あなたの思考と行為を変えるだけです。
今、この瞬間に過ぎ去ったことは変えられません。
「分かってるよ!」と言ってるうちは分かっていません。
この思考と行為を変えるだけで多くのことが頭にこなくなり冷静で考えることができます(そりゃーたまにはあるよ、「んだと!」とか「はぁ?」とか。笑)そうやってぼく自身も日々トレーニングを行っています。
以前書いた記事です。落ち込みやすい人は絶対見たほうがいいですよ
「 落ち込んでいる時間なんてない!すべてはあなたの選択でいくらでもハッピーになれる! 」
これは一生もののトレーニングなんですよね。そうやって本質に立ち戻れる技術を体得しているわけです。自分で行ってとても良い効果があったので、社員さんにもぼくなりのアレンジしたものでお伝えさせてもらっています。
客数が足りない時に他力集客を意図的に使い、さらに保持量を高めることが求められる時代
美容業界の2018年は、この10年で過去最高の廃業、倒産数というあまり聞きたくないニュースでした。
「 美容室の倒産件数、過去10年で最多か 」
このニュースでのポイントを摘んでみると
・従業員5人未満が約9割
・客数の減少
・運転資金のショート
・販売不振
まとめをこう書かれていました。
[su_quote]「店舗周辺の固定客で成り立った営業方法が年々、難しくなってきていることの表れ」との見方を示し「低価格チェーンと高級サロンとの二極化が進む」と業界動向を予想した。」
[/su_quote]二極化は避けられないでしょう。
10年20年前のように技術があればお客さんが来る時代ではなくなった(ある地方では今でもその文化が根強く、そして、そうなってる特別な地域もあります)
しかし、
店が増え人が減ってきた。
これだけの情報だけでもやり方を変えなければならないと思うか思わないかだと思います。
「いやいや、そんなに簡単に時代は変化しないって」
「周りがやりだしてからやれば大丈夫っしょ」
「無駄に金使うことは今は控えた方がいい」
色々な解釈があります。
色々な解釈がある中で、どれも正しい選択だと思います。
が、ある解釈をしているところが倒産、廃業に追いやられてるというわけです。それはどんな解釈でしょう。マーケットを見てきた感想を書いてみたいと思います。
新規集客だけにとらわれてると本質を見失いバケツの穴は開いたまま
新規集客は自力と他力に分かれているというのは、どこのブログでも言っていますよね。
でも、これさえ知らないという経営者、お店がいたら、、、、本当に勉強しましょうね。
バケツ理論について書いたものです。やはりこの図が一番分かりやすいと思ったので再度アップ。
「 【厚生労働省資料】美容室経営上の問題点の65.7%は「客数の減少」。その対策はどうする? 」
そして、遅れの法則と即効性の関係性の中で自力と他力を合わせてマッピングしていくと、すべきことの優先順位が見えてきます。自力は蓄積すると「顧客の保持ツール」の手段の一つに変化します。つまりバケツの穴を塞ぐ手段の一つということです。
そして、新規集客というのは 「依存的体質」 か 「意図的体質」 かによってこのバケツの穴は大きくも小さくもなります。そして、穴が大きい場合は、小さくする努力が必要です。
時代の流れを見ても、以前から経営がグラついていないのはいつでもバケツの穴が小さいお店だと思います。
あなたのバケツの穴は大丈夫ですか?
ただ使ってもダメだめ駄目〜!自分で期限を決めて取り組むことが大事
依存的体質は期限を決めません。
逆に意図的体質は、期限をしっかり決めます。他力であるホットペッパービューティーさんは、手段(ツール)のひとつです。先ほど書いた遅れの法則と即効性の組み合わせを行うと、期限を決めて行う理由が理解できます。当然組み合わせが理解できないと依存するしかないんです。
そのマッピングはここでは説明しません。結構ヒントを提供したと思うので、あとはご自身で見つけてくださいね。
これはぼくの大事な大事な研修プログラムなので^^; なぜなら「情報には価値がある」と思っているからです。
12月と1月の指名客がほぼ同じだった。1月と3月4月の指名客もほぼ同じだった。
ということは確実に「 お客様の優先順位に美容が入っている 」ということが証明されることになります。
もしね、2020年のオリンピック後に不況にならなくても、この技術は生きます。
不況になればなるほどもっと加速度的に生きます。すべては事前準備。その意味が分からなければ、事後対応するしかありませんからね。
12月と1月の指名客数がほぼ同じだったのは、顧客の保持力をアップする技術を学ぶことで売上を上げ続ける体質が作れたからなんですね^^
んじゃ!
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1)結構やってる人が多いので、これは注意してね!
2)なんでもかんでも費用対効果って言ってる人、大丈夫ですか?
3)デビューした美容師さんは、その後、どうやってお客さんを増やしていくのか?
4)美容院のブログに載るお客さんってどんなお客さんなの?
5)今なら^^初めてご来店されるお客様に限り。。。
6)美容室数と人口の推移を比較したことありますか?
7)あなたはホットペッパービューティーより忘れられない努力をしていますか?
8)なぜあなたの売上が上がらないのか?あなたがお客様から支持されない理由。
9)ブログ等を発信しているのに反応や結果がでない人へ
10)あなたが送るDMで一番やってはいけない3つのこと。来たら嬉しいDMってどんなDMだろう?