スタッフが会社を辞める理由をまとめてみた。
ぼくの14年の経験とこの原因と理由を改善しているお店が、スタッフさんのモチベーションが高く、繁盛している。そういった現状をみて感じた2つの原因と4つの理由を書いてみました。
こんにちは!
アナxデジマーケッター ウスイッチこと碓井勝範です。
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マーケティングに没頭すること2,200日から学んだアナデジマーケティング技術を生み出しました。
今日 2018年3月21日から2018年12月31日までの残り日数:286日
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スタッフが会社を辞める一番の理由
スタッフが辞めるのってお互い労力かかりますよね。手続きもそうですが精神的なものが大きい。ぼくもリーマン時代、広告代理店という離職の激しい職業でしたので、色々な社員と出会い、別れてきました。入社当時はぼくも含め「よしこの会社で長く働くぞ!」とか「この会社で自己成長して自分の生活をよりよくするぞ!」とかとかとか、色んな想いを持って入社していると思う。入社時ほど”前向きな気持ち”になっている瞬間はないんじゃないでしょうか。
ですが、日を重ねていく度にその前向きな気持ちがマイナス方向に向き出したりする。このプラス、マイナスの変化が起こるのが組織でもありますよね。風通しが悪くなればなるほど、「んだよ、あいつ!」とか「◯◯さんとは一緒に仕事したくない」とか、当時のぼくも常に様々な問題が出てきてました。
ランチ時に部下の話を聞いてると突然「悔しいんです」とか「わたしこんなにやってるのに。。。」と目の前で泣き出したり(周りからは完全にぼくが泣かしてると見られている)、深酒に誘われたり(こっちが誘うと「仕事忙しいんで」と断るくせに、自ら「行きましょう」って時は、上司の金を湯水のように使う、校正業務や企画書作成で夜2時を過ぎたあたりから、「もう碓井さん、これは帰れないのでカラオケですね」とか言う恐ろしい部下たち。笑)色んな部下がいました(笑)ぼくは人を育てるのが得意ではなかったのですが、優秀な部下に助けられ会社にいられたように思えます。(一度ぼくが採用した人財は30万の求人費用と時間をかけて採用したのですが、3日で辞め、当時の社長に「碓井よ、この会社の最高記録(最短で辞めた記録)を出したな」と言われたこともあったなぁ、そういえば。笑。)
自分自身、様々な経験を通して、オーナーさんや現場スタッフさんとの関わり合いの中から、ぼくの中でスタッフが辞めるある法則性がポポンポ〜ンと出てきました。今日はそのポイントについて書いてみようと思います。
①手荒れ問題
これは美容業界自体の問題だと思う。この問題に対しメーカーさんやディーラーさんが、一生懸命様々なアイテムを開発、見つけだしていますよね。女の子の手荒れを見るとぼくも心が痛みます。これはぼくは全く何もできないので、メーカー、ディーラーさんにお任せしたいと思います。
②職場の人間関係の約85%が上司の問題、その原因は外的コントロール
これ最近ではぼくの周りでは聞かなくなりましたが、10年前はこれだけだったような気がする。ぼくらの言葉で外的コントロールというのですが、実際に何かというと
- 批判する
- 責める
- 脅す
- ガミガミ言う
- 文句を言う
- 罰する
- 褒美で釣る
職場の人間関係の問題の約85%が上司と言われるぐらいですから、その数字の高さはこの7項目が語っているわけです。「なんど言ったら分かるんだ!」「おまえって奴は!」「こんなにしてやったのに!」「なぜできなんだ!」等々。
上司のみなさん!胸に手を当てて思い当たる節ないですか?
ぼくもやってたなぁ〜。1〜7まで全てやってました。スーパー外的コントローラーでした。。。これはね、僕ら団塊Jr時代の気合いと根性、スポーツで言うなら「水なんて飲むやつは弱ぇ〜奴のすることだ!」とか意味不明な説明でも「はい!」と言いただただサッカーがうまくなりたい一心に幼少の頃から叩き込まれたこの回路が頭に焼き付いているのが原因なんですよね。実際ぼく自身も学ぶ前までは「水なんて飲むな!」「気合いで乗り切れ!」「徹夜なんてして当たり前だ」って当時言っていた。。。そして、これを正しいと主張する人にでる言葉で「今までこうやって育ってきた。だから、俺のやり方は間違ってない」と正しさを押しつけてしまう。。。
この外的コントロールの特徴は、刺激(痛み)を与え人を変えようとしてしまうと言うことです。内発的、自主的ではなく強制的にやらせてしまう。一瞬痛みを与えることで、与えられた人は言うことをきく。上司はよしよしやっと言うことをきいてくれたかと思う反面、痛みを与えられた人はその場の苦痛から早く逃れたいためだけにそれを片付けてるに過ぎない。ここにギャップが生まれれ、与えた方がこんなにしてやったのに、与えられた方は早くここから抜け出す方法を見出すという上司からすると、裏でそんな動きをして裏切られた感満載なことを言ってみたりする。。。
1:批判する
「いや、その考えは間違いだ」「それやってどうなんの?」何を言っても批判または揚げ足を取ることばかりをしているので、部下は何も言えなくなり言われた通りの行動しか起こさなくなる。つまり「言っても無駄じゃん」と言う前からこの殻に閉じこもってしまう。上司がもっと意見言っていいぞ〜なんて言っても「どうせ言った途端に否定するんでしょ」と悪いスパイラルに突入してしまう。
2:責める
何か問題が起きると徹底的に責める。このケースは2、3、4、5、6の要素が入った複合版ですが、ぼくが言われたのは「(ギャラで揉めた時のこと)てめ〜がやったことだ、てめ〜で解決しろ!この数十万は払わね〜からな」と。自分で払うなら会社じゃね〜じゃんって思ってたが当時は言いなり君に育てられたので言えなかった。今だから言えるが、この揉めた業者さん(某有名芸能事務所管轄)から毎日取り立てのような電話。。。半年間やり抜けたが精神的にボロボロになり、この苦痛状態から早く抜け出したいという暗示にかかり自腹で払った。。。金額が金額だったので人生初めてカードローンをして払った。精神状態が正常な状態ではなかった。社長は既にそのことは忘れている。ぼくが言ってなかったからね。ぼくはこの時「なんで一社員がここまでしなきゃならねんだ?この野郎!」と突然切れ、人生あんたに壊されてたまるか!と思い、これを期にこの会社を去りました。根本は悪い社長じゃなかったんですけどね。多大なお金が入り出してから人格が変わったってしまった。。。責められる側の痛みはこの時物凄く経験してから、それ以降部下への対応がガラッと変わりました。
3:脅す
「やれって言ってんだろ!」「ぐちゃぐちゃ言ってね〜でやれよ!」「これ今日中にできね〜と給料払わね〜からな!」と言われ、怒りに満ちた社長の方がよく電話がビュン!と通り過ぎガッチャ〜ンってなってた(笑)冷静に考えるとぼくはよくその職場にいたな(笑)脅された方はたまらないのはよく分かりますよね?
4:ガミガミ言う
これ知り合いから聞いた話ですが、2時間も3時間もずーっとグチグチ、ガミガミ言う上司。部下はその間ずっと立ちっぱなし。自己の満足のためだけにそういう行動をする、いわゆる自己中ですね。これもたまりません。。。
5:文句を言う
以前、何をするにも文句しか言わない人がいました。「いやいや、そうじゃないっしょ」何を言っても出るのは文句。これもたまりません。要は上司が部下を受け入れてないんですよね。はなから弾いてしまってる。
6:罰する
これ非常にシンプルです。「はい、天引き〜〜〜」。以上です(笑)
7:褒美で釣る
これやったら「1万円やるよ」。分かりやすい方法ですね。
この7つをみていただくだけでもうお分かりだと思いますが、問題のほとんどが上司の責任だということですね。上司が学んでいなく過去の経験だけで下に部下がついてしまったために育てるという本当の意味、意義を理解していないのが大きな原因です。
もちろん、何か問題を起こした時は叱ることは当然しなければなりません。甘やかすのと育てるのは違いますからね。
③願望の不明確さ
これはスタッフさん側のことです。なぜ美容師になったのか?美容師になってどうしたいのか?が明確ではなく、「実はアパレルをやりたかった」とかアシスタント1年目で「向いてない」とか、、、これは僕ら大人や美容学校含めた全体の責任だと思う。誰からも夢を与えられていなければ、「夢(願望)なんて持ったってさ」となるのは仕方がないことかなって思う。その結果、「今、一番何をしたい?」と聞くと「一日寝てたい」という回答。。。
マジでやばいなって感じた瞬間でした。願望の不明確さは、下手するとその子の人生を壊してしまいかねないですよね。
④会社の理念、ビジョンがない
これは船の進むべき方向を指すものなので、これがない会社は今すぐにでも作った方がいいと思う。美容室オーナーさんはぼくの知る限りですが、ワンピース好き♡同じ船に乗って同じ方向を向くストーリーが会社という船と照らし合わせているからかもしれませんね。でもその船がどこに向かっているのか?乗っている皆んなで何を成し遂げたいのか?向かった先で自分たちはどうなってたいのか?がないと、スタッフ各自が行きたいバラバラな方向に漕ぎ出す。。。これでは船は進みません。
船の進むべき方向が定まっていないと、現場スタッフは不安を抱えますよね?「これどこ行くんだろう???」って。ぼくは今ひとりですが、ひとりでもちゃんと持っています。それを毎日見ているんですよ。
お店が自己実現の舞台になっていない
そして、2つの原因がこちら。お店が現場スタッフの自己実現の舞台になっていないというもの。「ここで◯◯を達成したい!」「ここでこうなりたい!」という気持ちが、お店が自己実現の舞台になっていないと「他で◯◯を達成しよう!」「ここじゃなくて違うところで◯◯したい!」と逆の発想になる。ぼくも職を転々としてきましたが、今改めて考えてみると、ここが退職の決定打になっていたように思える。
「ここじゃ、これ以上望めないな。。。」「もうここにいる意味がなくなった。。。」。そう思わないように経営者、幹部の方は尽力されているのを見ています。「どうしたらもっと良い環境(場)になるのか?」オーナーさんと話をしていると常にここの話になります。ですから、ここの考えがあるないでお店の将来が大きく変わるのは明白ですよね。「無知はコスト」本当にその通りですね。
部下の願望が上司の願望になっていない
これは勉強することでそういう意識を持つようになります。部下、現場スタッフの本当に求めているものは何か?それが分かったら、どうしたらこの求めていることが実現できるのか?を考える。ぼくは外部の人間ですが、アナデジマーケティングを通して、ここ1年はこのポイントを一番強く意識して行っています。昨日も鹿児島サンティエさんで行いましたが、皆、自分の求めていることを発表した際、顔が明るくなるんですよね。求めているものってひとりひとり違います。求めているものは十人十色ですが、それを論理的に解説して行くと”やるべきこと”が見えてきます。やりたいことではなくやるべきことです。これが見えると発信もするんです。日々の振り返りもするんです。もちろん、見えたからといってはじめからこなせる人はいません。毎回毎回毎回のトレーニングで確認、フィードバック、改善を行うことで身につく。
ぼくはこれをサロン内部でできるようにして頂き、ぼくは会社全体のマーケティング&販促に絡めていただいたら嬉しいなと思っています。そうしたらどんな企画も皆、前向きに取り組んでくれるはずですし、自ずと成果が見えてきますからね。
仕組み化ができていない
これは本当に時間がかかること、且つ、やるべきことですよね。ですが、ここを一番後回しにしている経営者もいます。これは最優先順位項目です。すべきことを取りかかって1年半ぐらいで先日「ぼくはあの店舗にはほとんど行かなくてもいいかな思うんです」と言われました。そうしたことによって出る問題があると思いますが、そこまでできるようになったのがぼくも嬉しかったんですよね。これ、仕組みです。そして、4つのポイントを改善することで現場スタッフさんが内発的に動機付けするようになった。つまり、自主的に前向きに物事を捉えるようになったってことです。素晴らしい経営者ほど「他の協力を得るのが得意」だと言われます。社員の力を経営者自身の力に変える。これは一朝一夕で得られるものではありません。ですから常に勉強なんですよね。「部下は上司以上の器にはならない」この言葉が持つ意味を逆にすると、「部下は上司以上の器になったらそこを離れる」ということ。仕組み化大事ですね。
最後に
いかがでしたでしょうか?もし当てはまってるお店だとしたら、この2つの原因と4つのポイントの特に4つのポイントのいくつかはすぐにでも改善できることです。その行動が取れるかどうか?が将来の明暗が分かれるといっても過言ではないと思います。松下幸之助さんがいう「企業は人なり」、つまり経験経営ではなく働くスタッフ、社員の自己実現の舞台を作りあげて成長していただきたい。そう思って常に僕自身関わるサロンさんの応援団としていたいと思います^^
んじゃ!
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2)なんでもかんでも費用対効果って言ってる人、大丈夫ですか?
3)デビューした美容師さんは、その後、どうやってお客さんを増やしていくのか?
7)あなたはホットペッパービューティーより忘れられない努力をしていますか?
8)なぜあなたの売上が上がらないのか?あなたがお客様から支持されない理由。
10)あなたが送るDMで一番やってはいけない3つのこと。来たら嬉しいDMってどんなDMだろう?
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